フルートのコンテンポラリーな演奏
2008年07月02日 22:04
| フルートに関する情報と雑談
先日家の近くにある芸術大学で、フルートの先生による無料の演奏会があったので行って来ました。
大学の中にある多分一番小さなコンサートホールだと思います。
コンサートホールと言うより教会のチャペルと言った感じの造りです。
観客はこれから先生の特別フルートセミナーに参加する人たちが殆んどで、たまたまある方からリオも招待されました。
この女性のフルーティスト、その時までリオも名前は聞いたことは無かったので、世界的に有名な方ではないですが、芸術大学でフルートを教えている先生というだけあって腕前は相当なものでした。
観客は30人ほどの少人数だったので一番前の席でかぶりつきで演奏を聴くことが出来ました。
録音用のマイクとか以外のPAシステムは使ってないのに凄い大きな音量で、息がかすかに漏れる音までハッキリと聞くことが出来たのでいろいろ勉強になりました。
伴奏は、ピアノだけですがジュリアードを首席で卒業した年配の女性のピアニストで、実はこの人のピアノのテクニックの方がフルートより凄くて、半分以上ピアノの方ばかり見ていました。
コンテンポラリーな演奏と言うだけあって、フルートもピアノもありとあらゆる技法を駆使して演奏するものでした。
あいさつと簡単な曲の説明が終わった後ピアニストは立ったままグランドピアノの蓋の中を深刻な顔つきで覗き込んで弦を手で押さえていますす。しばらくするとピアノの弦をハープのように指ではじいて音を出し始めました。最初ピアノの調子が悪いのかと思ったら、何と、ピアノのピチカート演奏から始まる曲だったのです。
こんな演奏始めて見ました。
今度は別の曲ですが、次の曲の紹介が終わった後こんどはフルーティストが観客にお尻を向けて、ピアノの蓋の中をフルートを持ったまま頭を突っ込んで動かなくなりました。
しばらくするとフルートが一音づつ音を出し始めました。最初はチューニングをしているのだろうと思っていたら、だんだんと音を出すテンポが速くなり、メロディーなって来ました。
ところがエコーが掛かっていて、途中で時々演奏を止めても音が鳴り続けているのです。
最初は録音用のマイクから拾った音が、誤ってPAシステムに流れてしまい、壁のスピーカーから音が出てフィードバックているのではないかと思っていました。
ところが、これはスピーカーからのフィードバックではなく、グランドピアノの弦がフルートの音を拾って、ピアノの中で音が共鳴してフルートを吹くのを止めても音がなり続けているのでした。
なんか、ここまでやると演奏会と言うより手品のショーと言った感じですが、とにかく演奏が一流なので凄く緊張感があり感動しました。
その後おなじみのポピュラーなクラシックの曲も何曲か演奏してくれたので、ほっとした気分になりました。
ピカソの絵のようなムチャクチャな演奏を聴いていると、本当に上手いのか下手なのか判りませんが、普通の演奏を聴くとヤッパリ凄く上手なんだということが判りました。
演奏が終わった後は、ジュースやクッキー、フルーツサラダなどがもてなされて、演奏者の人たちと自由に会話をすることが出来て楽しかったです。
ちなみに、フルーティストの人とお話した時に聞いたのですが、フルートはパウエルで、主管は銀ですが、頭部管だけははプラチナ製だということでした。
プラチナは大きな音が出せるので、生演奏では威力を発揮するそうです。音の良し悪しは吹き手しだいだと言っていました。
プラチナだからいい音が出ると言うことは無いようです。
リオの正直な感想は、音楽的な指回しのテクニックはリオとは比べ物にならないほど凄いなと思いましたが、音そのものはあまりたいしたこと無いなと思いました。息がシャーシャー漏れているし普通のスマイリングフルートの吹き方で、吹いているので特殊な曲を演奏しているわりには、普通のフルートの音がしていました。
ただし低音の音量が凄いのと、ハーモニックスの出し方がとても滑らかで凄いと思いました。
リオもこれからハーモニックスの練習をもっとしないといけないなと思いました。
後は音楽そのものの勉強もね。
ちなみに、ピアニストの弾いていた手書の楽譜を見せてもらいましたが、ピカソの絵そのものでした。
この楽譜で、何回弾いても同じ演奏が再現できるのかと聞いてみたところ、100パーセント再現できると言っていました。
「ビコーズ アイアム グッド」 なんだとさりげなく言って笑っていました。
多分、彼女にとっては普通の人は読めない続け字をスラスラ読むような感じなんだろうなと思いました。
大学の中にある多分一番小さなコンサートホールだと思います。
コンサートホールと言うより教会のチャペルと言った感じの造りです。
観客はこれから先生の特別フルートセミナーに参加する人たちが殆んどで、たまたまある方からリオも招待されました。
この女性のフルーティスト、その時までリオも名前は聞いたことは無かったので、世界的に有名な方ではないですが、芸術大学でフルートを教えている先生というだけあって腕前は相当なものでした。
観客は30人ほどの少人数だったので一番前の席でかぶりつきで演奏を聴くことが出来ました。
録音用のマイクとか以外のPAシステムは使ってないのに凄い大きな音量で、息がかすかに漏れる音までハッキリと聞くことが出来たのでいろいろ勉強になりました。
伴奏は、ピアノだけですがジュリアードを首席で卒業した年配の女性のピアニストで、実はこの人のピアノのテクニックの方がフルートより凄くて、半分以上ピアノの方ばかり見ていました。
コンテンポラリーな演奏と言うだけあって、フルートもピアノもありとあらゆる技法を駆使して演奏するものでした。
あいさつと簡単な曲の説明が終わった後ピアニストは立ったままグランドピアノの蓋の中を深刻な顔つきで覗き込んで弦を手で押さえていますす。しばらくするとピアノの弦をハープのように指ではじいて音を出し始めました。最初ピアノの調子が悪いのかと思ったら、何と、ピアノのピチカート演奏から始まる曲だったのです。
こんな演奏始めて見ました。
今度は別の曲ですが、次の曲の紹介が終わった後こんどはフルーティストが観客にお尻を向けて、ピアノの蓋の中をフルートを持ったまま頭を突っ込んで動かなくなりました。
しばらくするとフルートが一音づつ音を出し始めました。最初はチューニングをしているのだろうと思っていたら、だんだんと音を出すテンポが速くなり、メロディーなって来ました。
ところがエコーが掛かっていて、途中で時々演奏を止めても音が鳴り続けているのです。
最初は録音用のマイクから拾った音が、誤ってPAシステムに流れてしまい、壁のスピーカーから音が出てフィードバックているのではないかと思っていました。
ところが、これはスピーカーからのフィードバックではなく、グランドピアノの弦がフルートの音を拾って、ピアノの中で音が共鳴してフルートを吹くのを止めても音がなり続けているのでした。
なんか、ここまでやると演奏会と言うより手品のショーと言った感じですが、とにかく演奏が一流なので凄く緊張感があり感動しました。
その後おなじみのポピュラーなクラシックの曲も何曲か演奏してくれたので、ほっとした気分になりました。
ピカソの絵のようなムチャクチャな演奏を聴いていると、本当に上手いのか下手なのか判りませんが、普通の演奏を聴くとヤッパリ凄く上手なんだということが判りました。
演奏が終わった後は、ジュースやクッキー、フルーツサラダなどがもてなされて、演奏者の人たちと自由に会話をすることが出来て楽しかったです。
ちなみに、フルーティストの人とお話した時に聞いたのですが、フルートはパウエルで、主管は銀ですが、頭部管だけははプラチナ製だということでした。
プラチナは大きな音が出せるので、生演奏では威力を発揮するそうです。音の良し悪しは吹き手しだいだと言っていました。
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リオの正直な感想は、音楽的な指回しのテクニックはリオとは比べ物にならないほど凄いなと思いましたが、音そのものはあまりたいしたこと無いなと思いました。息がシャーシャー漏れているし普通のスマイリングフルートの吹き方で、吹いているので特殊な曲を演奏しているわりには、普通のフルートの音がしていました。
ただし低音の音量が凄いのと、ハーモニックスの出し方がとても滑らかで凄いと思いました。
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