[パウエル]と[ヘインズ]が台湾で合体??Part1 - フルート(超)練習法!吹き方・音楽理論・情報など・・・

[パウエル]と[ヘインズ]が台湾で合体??Part1

今回はアメリカの超高級ハンドメイドフルートのトップメーカーとして知られる[パウエル/POWELL]と[ヘインズ/HAYNES]、その中級クラスの量産フルートについてのお話です。

実は[パウエル]は今でも高級ハンドメードモデルしか作ってないのです。

だったらどうして、メーカーが作ってないフルートの話が出きるの?・・・と言うことになりますが・・・

確かに今でも、[パウエル/POWELL]と言うメーカーは量産品フルートは作っていないのです。 ところが近年パウエルはヤマハなどの優秀な量産品フルートの分野にも何とか事業を拡大したいと考えました。

しかし、パウエルは今まで超高級ハンドメードモデルだけを作るメーカーとして知られています。いまさら安い量産品を作って、パウエルブランドのイメージバリューを下げることは出来ません。

それをやったらフェラーリが大衆車を作りはじめる様なもんですね。
イメージガタ落ちです。

そこで考えたのが、ブランド名を変えるという方法です。

トヨタの高級車ブランドがレクサス、日産の高級車ブランドがインフィニティー、と言った感じですが、、パウエルはその逆をすることになったのです。

で、パウエルは数年前、台湾の楽器製造メーカーと交渉して[ソナーレ/Sonare]と言う名前の普及品ブランドを作りました。

日本語では[Sonare]は[ソナーレ]と公式サイトやカタログなどに書かれているようなので、ここでも[ソナーレ]と書くことにしますが、ちなみに英語での[Sonare]の発音は「ソナリー」です。

最初ソナーレというブランド名をウェブで見たときは何なんだろうと思いました。

そのソナーレと言うブランドについて最近面白いことをいろいろと発見することが出来ました。

これからお話しすることは、リオが偶然発見したことなので雑誌やどのウエブサイトにも書かれていないはずです。多分企業秘密にしている部分じゃないかな・・なんてかってに思っています。

企業秘密の部分はもう少しあとでお話しますが、その前にソナーレのフルートの特徴とリオが実際に吹いてみた感想を書くことにしますね。


ソナーレは台湾のメーカーで作られているので、リオは最初はクオリティーに関してとても懐疑的に思っていました。今まで吹いたことのある中国製のフルートはどうしようもないものが殆んどだったので・・・

でも、頭部管だけはパウエル社製シグネチャー・シリーズの頭部管(当然ボストンのパウエル社で作られたハンドメード品)を使っていると聞いたので、ある程度期待もしていました。

実際に吹いてみた感じは、とても吹きやすくて、手に持った感じもとてもいいです。リオのヤマハの総銀製ハンドメードのナチュラルな音質と比べると、ソナーレは軽くて明るくとてもスイートな感じの音色です。

パワフルな感じではありません。とても聞き心地のいい音色で聞いていてうっとりします。

そう言う意味では、バリバリ思いっきり大きな音で吹きたいと言う人には向いていないと思います。

総銀製のパウエルのフルートも同時に吹いてみましたが、ソナーレの方が力を入れなくても鳴ってくれるし、綺麗で心地よい音だと思いました。
「サックスでいえば柔らかいリードで軽く吹ける感じです。」

良く吹き込んでいくとパウエルの総銀製のフルートのほうが、さすがに深みがあり高級感のある音が出るようになるのでプロのひとはやっぱりパウエルの総銀製かなと思いました。
「サックスでいえば固めのリードで抵抗感があってパワーが出せるという感じかな。」

でもパウエルの総銀製、値段が一桁ほど違います。

この微妙な音の違いと、ものすごい値段の差・・・何なんだろうと思います。ホント

正直、最初の一吹きではパウエル総銀製よりソナーレの方がいいと思いました。

つづく・・・



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