新しいフルート買いました!Part 1 - フルート(超)練習法!吹き方・音楽理論・情報など・・・

新しいフルート買いました!Part 1

どのメーカーのどんなフルートかと言うと・・・・

このブログで、僕が使っているフルートはヤマハの800シリーズのカスタムメードの奴だと、いろんなところで書いていますが、かなり使ったので少しくたびれてきました。

くたびれたのは、実は楽器よりも僕のほうだったりします。

楽器は、150ドルほど出して、オーバーフォールに出せば新品同様にまた生まれ変わることは分かっています。

その内オーバーフォールには出す予定ですが、ヤマハの音に飽きてきたので違う音色のフルートを吹きたくなってきたのです。

そこで、久々にまた自分がほしいと思うフルート探すことにしました。


最近、気になっていたフルートは、僕がこのブログで動画の解説しているV先生が使っているサンキョーのフルートです。

サー・ジェームス・ゴールウェイが使っている黄金のナガハラ・フルートではありません。

・・・次の車はフェラーリにしたいな〜とか言ってるようなもんです。
一度は乗ってみたいけど、買いたいなんて全く思いませんから・・。



今回のターゲットは、ナガハラの黄金のフルートからは、レベルをガクンと落としますが、サンキョーの総銀製では、最高級クラスのやつです。

V先生がYouTubeでサンキョーのフルート吹き比べて、ええよ、ええよ!て奨めているんで、やっぱり一度は吹いて確かめて見なきゃ、他のメーカーのやつだって買えんだろうと思ったのです。

そこで、ニューヨークでサンキョーのフルートを売っているお店をネットで探しました。

マンハッタンの有名な楽器通り48th streetの7th Avenueと8th Avenueの間にある大型楽器店のサムアッシュやマニーズならサンキョーのフルートは当然売ってるだろうと思ったのですが、何とどのお店でも売っていないのです。

これにはちょっと驚きました。

48番街の楽器屋通りのお店には、どのお店も、高級フルートは売っていないのです。ギターやキーボードなどの電気楽器や音響製品は腐るほど並べてありますが、フルートは安物から中級クラスのものばかりで、中古以外の高級品はほとんど売っていないのです。

ちょっとがっかりしました。

48番街の楽器屋通りで1軒だけ吹奏楽器だけを取り扱っている楽器屋がありました。

お店の名前は、New York Woodwind & Brass Musicです。

インターネットのホームページで見たときにはもう少し大きなお店だと思ったのですが、実際に行ってみると、マニーズやサムアッシュと比べると、とても小さなお店で、一階と地下の二部屋だけです。

一階の入り口から部屋の真ん中をつい立でし切ってあり、そのつい立と壁には床から天井まで中古のサックスがびっしりと100本以上並べられていました。

数えてはいませんが、あれほど沢山の中古のサックスが並べられてるのを見るのは初めてでした。

サックスのビンテージを探している人にはよだれが出そうになるお店だと思います。

僕はサックスも吹くので、サックスも試してみたかったのですが、時間が無いのでサックスは今回は諦めることにしました。


お目当てのフルートなんですが、一階の隅っこのショーケースの中に10本ほど飾ってある程度で、中級品の中古や、ヤマハのスチューデントモデルくらいで、ぼくが吹いて見たいと思えるようなフルートはありませんでした。

またがっかりして、そのままその店を出ようかと思ったのですが、レジに黒人のおじさんが暇そうに座っていたので、ショーケースの中以外にフルートは無いのか聞いてみることにしました。

どんなフルートを探しているんだと聞かれたので、総銀製のハンドメードのプロラインだというと、その黒人のおじさんが、レジの後ろの棚を指差してそういうのはこっちだと言うので、指差したところを見ると、汚い棚の上にケースに入ったままのフルートが何十本か山積みされていました。

試し吹きさせてくれるかと聞いたら、あそこにいるおねーちゃんがフルートの専門だから、あのおねーちゃんに聞いてくれと言われたので、おねーさんのところに行って棚のフルート見せてほしんだけどというと、Okそれなら地下室で見せるから、その階段を下りて、下の部屋で待っててほしいと言われました。

地下に下りると、そこにはトランペットやトロンボーンなどの金管楽器が壁にかざってあって、部屋の中央に卓球台くらいの大きなテーブルが置いてあって、その上にこわれた楽器が山済みになっていました。

そのテーブルは、楽器の修理をする為のテーブルでした。

その部屋にはだれもいなくて、壊れた楽器や、修理道具などが部屋いっぱいにあって興味深く見ていると、おねーさんがフルートを何本か抱えて降りてきました。

もって来てくれたフルートを見てみると、ヘインズ、パール、ミヤザワ、村松、その他今まで聴いたことの無いアメリカやヨーロッパのメーカーのものでした。

全部吹き比べて見ての感想は、ヘインズはさすがにいい楽器だとは思ったけど、思っていたほどスゴイとは思いませんでした。

持ってきてもらったフルートの中で気に入ったのは、パールでした。

それまでパールのフルートは吹いたことが無かったのと関心も無かったので、ヘインズよりいい音がしたのには少し驚きました。いい音と言うのは自分好みの音という意味で、どちらもよく出来た楽器だと思いました。

その後で、お姉さんにサンキョーのフルートはこのお店では売ってないのかと聞くと、うちでは取り扱っていないとの事でした。

どうして取り扱わないんだと聞くと、サンキョーは特殊で販売契約を取るのが難しいのだそうです。

サンキョーはアメリカを地区ごとに分けて、その地区の中では一つのお店としか販売契約をしないのだそうです。

このマンハッタンのなかでは、Flute Center of mew Yorkというお店でだけで売られていると親切に教えてくれました。

後で、そちらのお店に行くことになるのですが・・・。


その前に、このお店でのエピソードのお話をもう少し続けます。

そのセールスのおねーさんに楽器の良し悪しについて、いろいろ話を聞いていると、そのおねーさん、フルートの構造や作り方についてやたらと詳しいので、何でそんなに良く知っているんだと聞いてみました。

すると、私は◯◯のオーケストラなどでフルートを吹いていて、以前はボストンにあるヘインズの工場でフルートを作る仕事をしたいたのだと言う話をしてくれました。

それで、そのおねーさんが単なる楽器のセールスマンとは全く違うレベルの知識を持っている人だということが納得できました。

次回は、そのおねーさんが教えてくれた、同じ総銀製のフルートなのにフルートによって音色がぜんぜん違うのは何故なのかについて、お話します。


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