新しいフルート買いました!Part 2
2011年03月31日 08:31
| フルートに関する情報と雑談
どれも総銀製のフルートなのに、どうしてこんなに音色が違ったり、値段が違うのか?
について、スーザンというセールスのおねーさんに聞いてみました。
同じ総銀製のフルートと言っても最初に銀の太めのパイプを絞り込んでフルートの筒の大きさにするときに、まず銀のパイプを柔らかくして加工しやすいようにバーナーで焼きなますのだそうです。
そして、柔らかくなった銀のパイプをフルートの本体の内径となる鉄の棒に沿ってものすごい圧力をかけて、機械で絞り込むのだそうです。
その後で、心棒に刺さっている銀のパイプを今度は、鉄製のローラーを手に持って、銀のパイプを外側から満遍なくシゴキ上げて、なまった銀を硬くしていく作業をするのだそうです。
この時、同じ銀でも硬さが微妙に違うものが出来上がるのだそうです。
その硬さによって、フルートの響きが変わってくるのだそうです。
スーザンさんがヘインズの工場でフルートを作っていたときに使っていた心棒と、ローラーを見せてくれました。
それは、スーザンさんがヘインズを辞めるときに記念にもらったのだそうです。
一本の心棒からフルートを作れる数は限られているそうで、その心棒はヘインズの初期のフルートを作るときに使ったもので、記念的な心棒なのだと言っていました。
そして、響きの良い硬さかどうかを調べるには、シゴキ上げた管を指ではじいて音を聞くのだそうです。
そのとき良い音のする管はフルートに仕上げたときよい響きのするフルートになるのだそうです。
だから、指ではじいて見て、鈍い音がした場合はもう一度ローラーでシゴキ上げるそうです。
そして、もし強くしごきすぎて管が硬くなりすぎた場合は、今度は逆にキンキンした品の無い音になるそうです。
その場合は、またバーナーで焼き戻してまたローラーでシゴキ上げる作業をするのだそうです。
良いフルートと言うのは、その作業を職人さんが納得する響きが出るまで、何度も繰り返すのだそうです。
最近のフルートは、ヘインズでもそこまで、徹底的に作りこむことは少なくなってきているのだと言っていました。
だから、同じ総銀製のフルートと言っても、同じメーカでも作る人によって違うし、メーカーが違えばもっと違いが出るし、安い楽器はその段階でほとんど時間をかけないので、見た目は良くても響きがよくないのは、それが一番大きな原因だと言っていました。
特に、台湾製のジュピターとかはメカ的にはとても精密に出来ていると思うけど、響きが悪いのは多分管を作るときにほとんど時間を掛けずに機械だけで仕上げているんだと思うと言っていました。
確かに、僕もジュピターのフルート吹いたときには、キーなどのメカニズムがものすごく精密に出来ているので、あんな安い値段で売られたら、ヤマハとかの日本のフルートメーカーは太刀打ちできなくなるのではと思いました。
でも、最近またジュピターのフルートを借りて吹く機会があったて、一週間くらい吹いたのですが、吹けば吹くほど、ものたり無い感じがしてきて、楽器が響いてくれる感じがしないのです。
悪い音だとは思わないのですが、こじんまりとしていて音が遠くまで飛んでいってくれないって感じです。
それで、洋銀製のヤマハの211と吹き比べて見ると、ヤマハの211の方がはるかに音の響きがいいなと感じました。
でも、見た目にもメカ的にもジュピターの方が精密に作られていると思います。
で、ヤマハのヘッドジョイントを付けて吹いて見たら、かなりいい音に成りました。
ジュピターのフルート持っている人は、ヘッドジョイントだけは最低でもヤマハのスタンダードのヘッドジョイントに変えることをおススメします。
それ以上高価なヘッドジョイントをつけても本体が響いてくれないので、お金の無駄使いになると思います。
ヤマハの211やっぱり良く出来ているフルートだなと思いました。 もちろん値段の割にと言う意味です。
以前このブログでジュピターのフルートべた褒めしましたが、ちょっと修正します。
今回もう一度、吹いて感じた感想は、悪い楽器だとは言わないけど、値段相当の音しかしない楽器だと思いました。
ジュピターが安い理由は、知名度だけではなくて、音の響きの悪さと言う決定的なハンディーがあることが、あのお姉さんの話で、何となく納得できたような気がしました。
次回は、マンハッタンの次のお店に行きます。
について、スーザンというセールスのおねーさんに聞いてみました。
同じ総銀製のフルートと言っても最初に銀の太めのパイプを絞り込んでフルートの筒の大きさにするときに、まず銀のパイプを柔らかくして加工しやすいようにバーナーで焼きなますのだそうです。
そして、柔らかくなった銀のパイプをフルートの本体の内径となる鉄の棒に沿ってものすごい圧力をかけて、機械で絞り込むのだそうです。
その後で、心棒に刺さっている銀のパイプを今度は、鉄製のローラーを手に持って、銀のパイプを外側から満遍なくシゴキ上げて、なまった銀を硬くしていく作業をするのだそうです。
この時、同じ銀でも硬さが微妙に違うものが出来上がるのだそうです。
その硬さによって、フルートの響きが変わってくるのだそうです。
スーザンさんがヘインズの工場でフルートを作っていたときに使っていた心棒と、ローラーを見せてくれました。
それは、スーザンさんがヘインズを辞めるときに記念にもらったのだそうです。
一本の心棒からフルートを作れる数は限られているそうで、その心棒はヘインズの初期のフルートを作るときに使ったもので、記念的な心棒なのだと言っていました。
そして、響きの良い硬さかどうかを調べるには、シゴキ上げた管を指ではじいて音を聞くのだそうです。
そのとき良い音のする管はフルートに仕上げたときよい響きのするフルートになるのだそうです。
だから、指ではじいて見て、鈍い音がした場合はもう一度ローラーでシゴキ上げるそうです。
そして、もし強くしごきすぎて管が硬くなりすぎた場合は、今度は逆にキンキンした品の無い音になるそうです。
その場合は、またバーナーで焼き戻してまたローラーでシゴキ上げる作業をするのだそうです。
良いフルートと言うのは、その作業を職人さんが納得する響きが出るまで、何度も繰り返すのだそうです。
最近のフルートは、ヘインズでもそこまで、徹底的に作りこむことは少なくなってきているのだと言っていました。
だから、同じ総銀製のフルートと言っても、同じメーカでも作る人によって違うし、メーカーが違えばもっと違いが出るし、安い楽器はその段階でほとんど時間をかけないので、見た目は良くても響きがよくないのは、それが一番大きな原因だと言っていました。
特に、台湾製のジュピターとかはメカ的にはとても精密に出来ていると思うけど、響きが悪いのは多分管を作るときにほとんど時間を掛けずに機械だけで仕上げているんだと思うと言っていました。
確かに、僕もジュピターのフルート吹いたときには、キーなどのメカニズムがものすごく精密に出来ているので、あんな安い値段で売られたら、ヤマハとかの日本のフルートメーカーは太刀打ちできなくなるのではと思いました。
でも、最近またジュピターのフルートを借りて吹く機会があったて、一週間くらい吹いたのですが、吹けば吹くほど、ものたり無い感じがしてきて、楽器が響いてくれる感じがしないのです。
悪い音だとは思わないのですが、こじんまりとしていて音が遠くまで飛んでいってくれないって感じです。
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