Bフラットの替え指 2(ブリッチャルディ・キー) - フルート(超)練習法!吹き方・音楽理論・情報など・・・

Bフラットの替え指 2(ブリッチャルディ・キー)

かなり前になりますが、B♭の替え指の記事を書きました。

頂いたコメントの中にメインの記事で回答した方がいいと思うものがあっあので、今回新たにB♭の買え指についてフォローアップとして、続きの記事を書くことにしました。


以下、「フルート・ファンタジスタ」 さんからのコメントです。

「リオさんの記事参考になりました替指奏法については、音高もしくは音程も音色もしくは音質でも
アンブシュールやアパチュアによって、ほぼ同等な発音ができてこそのメソードでもあり、折角に
フルートを学ばれているのであれば、巷の流説にいま少し疑問ももたれたほうが独学独修であれば
尚更に必要な視点でもありましょうし、B音でのブリチャルディキイについても、調性によっては
使えない場合があり、その点も理解・体得されてからの記事にされますよう、飛語流説によっては
風評被害と同様に、フルーティストへの望を遮断されているフルーティストもいるのです。」

以上


貴重なコメントありがとうございました。

このコメントに対する僕の考えを書くことにします。

確かにそうですね。

ブリッチャルディキー、確かに使えても使わないほうが良いこともよくありますよね。

でもそれは、ケースバイケース、人それぞれだと思います。

「フルート・ファンタジスタ」さんのご意見の中で一点だけ強く、反論があります。

それは、「飛語流説によっては風評被害と同様に、フルーティストへの望を遮断されているフルーティストもいるのです。」

そう言われるお気持ちは良くわかるのですが、このブログはアマチュアのフルーティストが自分で発見し、成果があったと思われることを、このブログを読んでくださる方にシェアしているものです。

あくまでも、個人の意見として、その時点では有益な情報だと判断して書いています。

このことは、このブログの最初に断っています。

例え学校で教えるような正当な方法ではなかったとしても、個人的に効果が感じられた練習法や、メソッドなどを批判を恐れずに、積極的に公開して行くことをモットーとしています。

私が行った方法をどこまで実践するかや、結果に関してはあくまでも自己責任でやってほしいというような趣旨を明記しています。

同じメソッドでも、人によって、あるいは実践するタイミングなどによって、効果が出る場合もあれば、
逆効果になる場合もあります。

しばらく実践して見て、自分にとって効果が出ないと感じたときは、止めればいいだけです。

世の中、ほとんどの場合そういうことの連続だと思います。

世の中に氾濫する多くの情報を、如何に上手く振るいに掛けて自分に合った情報だけを取り入れていくかというスキルを磨いていくことが重要だと思います。

たまたまネットで読んだ情報が、間違っていたからと言うようなことで、フルーティストになるっことを諦めるというような人は、最初からプロのフルーティストになる資格は無いと思います。

プロのアーティストやスポーツ選手など、一流と言われる様な人は、常識ではナンセンスとされてるような技法や、メソッドなどを自分で編み出すことによって、ユニークな存在となっています。

一般的でない方法が必ずしも悪い方法とは言えないこともあると言う証拠です。


そういうレベルの人が、もしプロのフルーティストの道を無理やり進もうとした場合、結局後々苦労することになり速かれ遅かれ、プロのフルーティストになることを断念することになると思います。


そういう人にとっては、厳しいプロのフルーティストの道など歩まない方が、幸せな人生を遅れると思います。

僕自身プロのフルーティストなどになりたいとは思いません。

なので、「フルート・ファンタジスタ」さんのような老婆心的な心配をする必要は全く無いと思っています。

ただし、このブログで書いたことが後になって、明らかに間違った内容であったり、ミスであったと判明した場合にはいつでも、謙虚に修正する用意がありますので、小さなことでも、ご指摘いただければうれしく思います。

以上、大変長い注釈が入ってしました。



では本文を続けます。

僕も、初めてブリッチャルディ・キーの使い方を知ったときには何が何でも、使わないといけないと言う感じで、使い方の練習をしました。

でも最近は使えても使わないことが結構多いです。

音程がどうのとか、音色がどうのとかと言う理由からではなく単に、こういう場合には使いにくいからというのが主な理由です。

使った方が楽だと思う所は使うし、使わないほうがいいと思う所は特には使いません。

ただし、サックスを吹くときにはB♭はほとんど場合ブリッチャルディ・キーを使います。

最初にブリッチャルディ・キーの使い方を知ったのはジャズ・サックスの教則本で知りました。

サックスはフルートより、ブリッチャルディ・キーは断然使いやすいです。

特に、サックスは音程や音色なんかはフルートと比べると物凄くいい加減なのでブリッチャルディ・キーを使うことによって起こる音への影響は、まず考えなくて良いと思っています。

特にジャズを演奏する場合は・・。


それと、フルートでもブリッチャルディキーを使ったからと言って、他のトリルキーや替え指のように音程や音色が気になるほど変わるとは感じません。

時と場合によると思います。

僕の考えとしては、音階がまだまともに全部吹けないような超初心者は別として、一応音階が無理無く吹けるようになったら、B♭はブリッチャルディ・キーを積極的に使うように練習した方がいいと思っています。

何故かと言うとブリッチャルディ・キーを使わずにいるといつまで経っても使えないし、使うことに物凄く抵抗を感じるようになるからです。

僕は、今でこそブリッチャルディ・キーは空気のような感覚で使っていますが、最初にブリッチャルディ・キーの使い方を知ったばかりの頃は使うのに物凄い抵抗を感じて、使うのが物凄く難しく感じたからです。

使えるけど使わないのと、使えないから使わないのでは全然違うと思うのです。


ブリッチャルディ・キーをいつも使っていると、ああこんな時には使わないほうがいいなというのが、自然に分かって来ます。

でも、使わないでいると使ったほうが良い時にも使えないということになるので、それは悲しいことだな
とぼくは思うわけです。

もし、本当にブリッチャルディ・キーを使うことが上級者にとって悪い奏法だと言うことであれば
百万円以上もするような、上級者しか使わないフルートには、標準としてはブリッチャルディ・キー
は付けられていないはずです。

例えば、Eメカニズムとかは、高級なフルートには標準としては付いていません。

でも、どんな高級なフルートでもブリッチャルディ・キーが標準で付けられていないのを見たことは無いです。

ということは、プロのフルーティストでも、ブリッチャルディ・キーは実際使うし、必要なキーだと
判断していいと思うのですが、どうでしょう?

例えば、ナガハラのゴールウェイの特注モデルにもブリッチャルディ・キーは写真を見る限りでは
付いているように見えます。


ただしあれは、かなり特殊な作りになっているようですが・・・。

ということは、ジェームスゴールウェイも使っている
ということになると思います。

もし彼が、使わないほうがいいと思っているならば彼の特注フルートには、ブリッチャルディ・キー
は付けられていないと思います。

これは、僕が以前どこかで見た写真からの判断で証拠写真を持っていないので、ここに載せることが
できませんから、100パーセント正しい情報ではありません。

もし、だれかナガハラのゴールウェイの特注モデルの写真を見つけた人がいたら、教えて下さい。


もしあのモデルに、ブリッチャルディ・キーが付いていないと言うことがわかった場合、とても興味深い
ことだと思います。

もしそういうことが、明確になった場合、僕もブリッチャルディ・キーの使い方について、
もしかすると、今までの考え方を変えることになるかもしれません。???




次に、「ヤングリン」さんからの質問にも答えることにします。

「TTキーってブリチャルディ・キイのことですよね・・・
TTキーの呼び方はどんな意味があるのでしょうか・・・
テオバルト・ベームがブリチャルディの考案した
メカニズムを採用したのが始まりとされているようですが、
TTキーの名前は知りませんでしたので、是非教えてください。」



ご指摘のとおりTTキーというのはブリッチャルディ・キイのことです。
(カタカナ表記は人によって違うようです)

ところで、あの最初の記事を書くときに、ブリッチャルディ・キイとその下にある大きなキー(Bキー)の正式名称が分からなかったので、たまたま、僕が持っていたフルートの運指票を見るとBキーはTで、ブリッチャルディ・キイはTTと書いてありました。

Bキーは英語表記で日本語では(シ)のことです。

ドイツ式の表記だと(Hキー)になります。

それ以外のキーは1234と数字で書かれたり、ABCで書かれていました。

ご質問があったので、ネットでTTの名称の由来を調べたのですが検索できませんでした。

で、僕が思うにTTのTとはトリルキー(Trill B♭ Key)のTだと思います。

TTはTキー(Trill B Key)の上に重なっていると言う意味だと思います。

それ以外に今のところ考えられません。


この記事を書いていて、参考になるサイトを探していたら下の記事を発見しました。


TTキーとは直接関係のない記事ですが、参考になる事が多いと思うので、URLを載せておきます。

http://www.fan.hi-ho.ne.jp/wazawa/private1/FluteCisTrill.htm

それからこちらのサイトはブリッチャルディ・キイの使い方について、もっと詳しく書かれていて、僕もとても参考になりました。

http://hafutatu8713.blog101.fc2.com/blog-entry-99.html


それから、この記事を読んで解かったことですが、僕はヤマハのフルートなので特に問題なく便利に使っています。

でもそれ以外のフルート(特にムラマツ)では、ピッチや音色にも影響があったり、やりにくい場合もあるようですね。

僕もまだまだ勉強中です。(多分一生)汗;

それにしても、フルートのキーの呼び方難しいですね。

英語やドイツ語その他の言語が入り混じって使われていて、人によって使い方が違うのが、混乱を招く一番の原因だと思います。

世界の言語を誰か統一してほしいと思いますが、多分・・・・無理でしょうね・・。



*** フルートのブログランキングに参加しています ***

今回の記事、役に立ったよ〜とか、面白かったよ〜、と思われた方
下のバナーをクリックして応援して下さいネ!
喜びま〜す。 

こちらにはフルートに関する楽しいブログが沢山集まってますよ!
にほんブログ村 クラシックブログ フルートへ  cHoWX0_480.gif
にほんブログ村へ

本日のランキング応援クリックありがとうございました (*^ー^)ノ♪
フリースペース
この記事へのコメント
フルート・ファンタジスタさんは「ブリチアルディキイは使ってはいけない」などとは一言も書いていません。リオさんは前の記事で、変え指は基本的に音質が劣るが、ブリチアルディキーは正規の運指と音質は変わらない、と断言していました。これは間違いであって、それに対して反論したものなのではないでしょうか。実際に、フルート・ファンタジスタさんは「音高もしくは音程も音色もしくは音質でもアンブシュールやアパチュアによって、ほぼ同等な発音ができてこそのメソード」と書いてありますから、上級者はむしろ使っていいわけです。ですから、今回の記事の「もし、本当にブリッチャルディ・キーを使うことが上級者にとって悪い奏法だと言うことであれば」というのは、そもそも誰もいってません。
ところで、もちろんブリチアルディキィを含む代え指の練習はリオさんの言うとおり積極的にしていくべきですが、ではフルート・ファンタジスタさんは「上級者以外は代え指を練習するな」と書いたのかと考えると、「メソード」が「練習」をさすか、「方法」を指すのかで変わります。ですから、もしかするとリオさんの考えもフルート・ファンタジスタさんの考えも実は同じかもしれません。

ようするに、リオさんの反論は、「飛語流説によっては風評被害と同様に、フルーティストへの望を遮断されているフルーティストもいるのです。」に対するもの以外、反論ではないかもしれません。
かもしれません、というのはフルート・ファンタジスタさんの表現がかなり分かりにくいからです。
しかし、まとめるとフルート・ファンタジスタさんは「間違ったこと書くな」と言っているのでしょう。「間違ってる」までならよかったけど、「書くな」が問題なんですよね。それはリオさんの言うとおり、書いてはいけない道理はないわけですから、ここはフルート・ファンタジスタさんの主張は間違っています。が、その後リオさんは書いてないことに反論していますから、これはただの徒労かもしれません。もちろん、その内容は間違っていないと思いますが。



Posted by y at 2011年10月11日 01:20
yさんコメントありがとうございます。
yさんのコメントは物凄く鋭いものがありますね。
僕のブログを大変注意深く読んでくれていてありがとうございます。
こんなに注意深く読んでくださる人がいるのなら、もう少し真面目に記事を書かないといけないのかな・・・? なんて反省しています。
とにかく、今回のyさんのコメントには100パーセント同意します。
このブログでは、直感や経験で感じたこと、独自の判断でこれはよい思ったことを間違いや反論を恐れず書く、というのをモットーとして書いています。
僕はフルートの専門家でも先生でもなので、その方面の専門的な知識のある方から見ると間違ったことを言ってい部分があるかもしれないことは、ある程度仕方が無いと割り切って書いています。
でも、僕が言ったことがハッキリと間違いであることが納得が出来た場合は、いつでも素直に訂正させていただくつもりでいます。
そういう意味で今回のyさんのコメント大変勉強になりました。
yさんが指摘してくださったことは全て正しいと思います。
フルートという楽器、まだまだ奥が深いなと感じさせられました。
しかし、まあ100パーセントフルートのことを知りつくしてから記事を書くなんて多分一生掛かっても無理だと思うので、その辺は少し多めに見ていただいて間違ったことを書いていると感じたときには、今回のようにコメントで指摘してくださるとうれしいです。
何より僕自身、そして読者の皆さんの勉強になると思います。
これからも参考になると思うこと、面白いと思うこと、めげずに書いていきますね。
Posted by リオです at 2011年10月23日 06:07
リオさん

こんにちは。いつも楽しく読ませていただいています。ありがとうございます。

私は初心者ですが、もし間違った記載があるとすごく影響しますので、正直怖いな、と思います。
書いていることがおかしいな、と思ったらどんどん修正してくださると大変うれしいです。
中〜上級者はリオさんのブログを読まなくても自分で練習ができると思いますので。。。
Posted by yios at 2012年05月28日 17:48
リオ様 詳しくコメントいた
Posted by フルート at 2012年07月23日 04:18
リオ様 詳しくコメントいただきありがとうございました。
 メソードについては演奏方法とも理解していますが、いずれの視点も含めて見直してもいますが、ブリチャルディキイの一件は、ハンガリー田園幻想曲をさらっていて気付いたのですが右手人差し指の指使いの方が楽なフレーズもありますので、アルテのメソードにもあるように、ケースバイケースで使い分けてみますと、ブリチャルディキイも使いますし、使わない場合もあるようです。
お騒がせ記事になったようですが、いただいたコメントは大変にさんこうになりました。  ありがとうございます。
Posted by フルート at 2012年07月23日 04:26
ブリチャルディキイの要・不要についてはお騒がせしたようですが、テオバルト・ベームのフルート演奏法に述べられている内容から、アルテのメソードに書かれているブリチャルディキイの内容について思索・思惟しましたが、モダン・フルートにブリチャルディキイが採用された経緯については、一例にハンガリー田園幻想曲を書いたドップラーの時代のフルートについて詳説されている著作もありますが、この曲の作曲された時代にはテオバルト・ベームもモダン・フルートとしての改良の途中でもあり、これらの経過から、18〜19世紀の楽曲でのB音をフルーティスト達がどのように演奏の方法をしていたかにも考え及ぶと、、ブリチャルディキイは指使いへの改良とも言えましょうし、クロス・フィガーリングを回避するには、ある意味では替指奏法にもなり、ヘラライトのテキストによると替指には当たらないかのようにも扱われているのです。

Posted by フルートファンタジスタ at 2012年07月23日 07:10
 ブリチャルディキイの一件からお騒がせをしていたようですが、フルートの指使いによる発音をフルート・トラベルソの時代まで辿ってみましたが、ここに替指奏法のルーツがあり、クバンツ以来メイヤーやアルバートによるフルートのメカニズムが機械化され始めてから、テオバルト・ベームによるモダン・フルートに完結するまでの変遷の中に替指奏法は奏者の秘匿にもなってきたようでもあり、円滑・流麗な演奏方法のためにはアルテのメソードにある特殊な指使いだけでは満足できない例もあり、ペラライトのテキストによると替指奏法への積極的な取り組みも試行錯誤してみる事になりましたが、幾つかのフレーズの中で楽曲にみあう指使いを見つけ出す練習を繰り返しながら、トゥルーがモダン・フルートを拒絶していた経緯にも触れてみると、テオバルト・ベームのモダン・フルートでは、いわゆる多鍵式のフルートの指使いからすれば、替指奏法の理念が逆転もしかねないのでしょうし、トゥルーには、そこまでしてにも、モダン・フルートに持ち替える理由は無かったのかも知れませんし、モダン・フルートにしてもルイ・ロゥ等々によるフレンチ・モデルの改良によるリングキイの活用が替指奏法として復活していたのではないかとも思索・思惟しつつ、トゥルーによるフルートのメソードを紐解くと、そのありようもメソード(方法)のなかに埋め込まれてでもいるかのように替指奏法の必要性にも行き当たるのですし、ブリチャルディキイの使用が替指奏法になるのならば、ギズモキイキイ・レバーの使用も替指奏法になるのでしょうか。 自問自答にもなりそうなのです。
Posted by フルートファンタジスタ at 2012年07月23日 14:53

コメントを書く

お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
ランキングバナー
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。