フルートの音出し、倍音練習 2
今回は先回の倍音練習の続きです。
先回は倍音練習の方法とかを全く知らない人のために、倍音の練習法というのがあるんですよ!ということを紹介するのが目的で、全体をざっくりとお話ししました。
今回は、もう少し専門用語とかを使って科学的にも突っ込んだお話しをしようと思います。
と言いながら、実は僕も倍音の深い科学的理論はよく分かっていないのです。
なので、科学的理論の正否を学問的に突っ込まれると多分間違っている所があるかもしれないということを最初に断っておきます。
理論的に間違っている部分は後で詳しい人からコメントで修正してもらうことにして、フルートの音出しが上手になるための方法ということで、僕の知っている範囲で割り切ってお話ししていきます。
ではまず、倍音とは何かということなんですが、みんな理科の時間で習って言葉は知っていると思いますが、大学などで物理とかを専攻した人以外は深い理論までは知らないと思います。
音叉(オンサ)などでの共振音みたいな感じて捕らえている人もいるかもしれません。
音楽的にもう少し分かりやすく説明すると、例えば「ド」の音を100hzと決めた場合の倍音は100hzの倍の倍のヘルツなので200hzとなります。
100hzの1オクターブ上の「ド」は200hzという事になります。
ところが100hzづつ加算さると1オクターブごとに上がって行くかと言うと、そうならないで、2倍、4倍、8倍、16倍、・・・というようにオクターブ毎に上がるようになります。
実際の楽器では下の図のような感じになります。
例えば 「1オクターブのド=C1」 とした場合の各倍音がどんな風になるかというと
第1倍音 C1
第2倍音 C2
第3倍音 G2
第4倍音 C3
第5倍音 E3
第6倍音 G3
第7倍音 B♭3
第8倍音 C4
第9倍音 D4
第10倍音 E4
第11倍音 F#4
第12倍音 G4
第13倍音 A4
第14倍音 B♭4
第15倍音 B4
第16倍音 C5
こんな感じになります
ややこしいですね。
それと、もっとややこしいことがあります。
それは、倍音には「純正率」と、「平均律」という二つの違った倍音が存在するのです。
このお話しはまた次回にします。
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