フルート(超)練習法 第8回 「吹き方」 - フルート(超)練習法!吹き方・音楽理論・情報など・・・

フルート(超)練習法 第8回 「吹き方」

ここまで長ながとリオが使っているフルートのお話をしてきました。

それはいくら値段の高いフルートを買っても、吹き方が伴わなければ、かえって吹きづらく、本当に綺麗な音は簡単には出せないと言うことを解かってもらいたかったからです。

つまり「値段の高いフルート」=「吹きやすく鳴りやすい楽器」ではないと言うことです。

上手に吹けばパワフルな音から繊細な音まで、微妙な表情をつけることが可能になるので、音の表現の深みと幅が広がるということが一番の大きな違いだと思います。

ついでに言いますが、以前使っていて駄目だと思っていた練習用のフルート、今吹くとものすごく吹きやすいし、びっくりするほどいい音がするのです。音色の違いは値段の違いほど変わらないものなのだと、今では思えるようになりました。

たとえばの話ですが、実験としてあの有名なジェームスゴールウェイに、リオの使っていたヤマハの練習用フルートを吹いてもらって録音したCDがあるとしましょう。

そして聞く人に、ゴールウェイが金のフルートを吹いているCDのジャケットを見せておけば、ゴールウェイがあの金のフルートを吹いているとほとんどの人は思って疑わないはずです。

ゴールウェイの金のフルートで録音したものと、リオの洋銀製のフルートで録音した音の違いは録音環境の違い以下にしか感じないと思います。

つまりゴールウェイが吹けば、どんなフルートでもゴールウェーの音になるのです。


なぜそれが言えるかというと、リオはゴールウェイの音が好きなので、ゴールウェイのCDはたくさん持っています。

最近レコーディングしたCDのジャケットの写真はほとんど金のフルートを持って写ってます。ところがレコーディングの古いCDには銀のフルートを持って写っているのです。

あるときCDのジャケットを見ないで聞きいていて、ふと曲名が知りたくなってCDのジャケットを見てびっくりしたのです。ゴールウェイが銀のフルートを持って写ってるではないですが、ジャケットを見るまでその曲はゴールウェイだから当然、金のフルートで吹いている思っていたからです。

銀のフルートも、金のフルートもどちらもゴールウェイのあの音がしているのです。そのあと耳を済ませて別のCDと聞き比べてみると確かに銀と金の音には違いがあることは解かりました。

でも聞き比べないとわからない程度の差でしかないのです。

銀と金の違いがあってもその程度の違いです。同じ銀製のフルートならメーカーの違いなんかほとんどわからないと思います。

それはランパルのCDを聞いても同じことが言えます。

でも、ゴールウェイとランパルの音は全く音色が違うので二人の音を混同する人はまずいないと思います。

つまり吹き方の違いのほうが、フルートの材質や、メーカの違いよりはるかに大きいということです。

でも、見た目にはどれも同じように見えるフルートですが、フルートを持ったときの感触や、吹いたときの感触は、材質やメーカーによってずいぶん違う感じを受けます。

なので最初フルートを手にしたときは吹きやすそうなフルートと吹きにくそうなフルートというのがあるように感じるのですが、なれるとどのフルートでも体に馴染んで来るので、慣れてしまえばどのメーカーのものでもほとんど関係なくなります。それぞれの楽器には皆、一長一短があってどの面から見てもパーフェクトだと言える楽器は何処にも存在していないですからね。

精密に作られていて、完成度が高く、メカにガタツキがなく、音程が正確であるという点さえクリアしていれば、どんな材質のどんなメーカーのフルートでもいいフルートだということになります。それ以外の違いは、それぞれの楽器の特性を生かして上手に吹いてやれば、皆それなりの魅力あるいい音が出る様になると、今では確信しています。その音が好きか嫌いかはまた別の問題です。

材質の違いや、メーカーの違いを気にしだすときりがありません。それは恋人を選ぶのを迷うのと同じです。アバタもエクボにしてしまえばいいのです。相手を選ぶことも重要ですが、それ以上に付き合い方、愛情の育て方のほうがもっと重要だというお話です。

お金と時間がある人は、材質や、メーカーにこだわって、フルートのミスユニバースを見つけることに情熱を注ぐことも、決して悪いことではないと思います。

でもそれが出来る恵まれた環境にある人は非常に少ないと思います。そしてミスユニバースの好みも変わります。


最後にもう一言、値段の高い楽器を買うことのメリットは、その楽器を精神的な面で信頼できるということです。もし鳴らしてもいい音が出なかった場合、楽器が悪いのではなく自分の鳴らし方が悪いのだと思えるので、自分の吹き方の何処が悪いのか研究心がおおせいになり、良く練習するようになります。そして練習すればするほど、もっといい音が出るようになると思えるので、練習に力を入れることが出来、練習すること自体を楽しめるということです。

そして結果的に上手になり、良い音も早く出せるようになりやすいということです。

あまり安い楽器を買ってしまうと、一生懸命練習しても大していい音が出るようになるとは思えないので、良い音が出せないのを楽器のせいにしてしまい、練習に身が入らなくなり、その内吹くのを止めてしまうという可能性が大きいことです。


リオも、フルートがもっと上手になりたいという気持ちが熱かったあの時、無理して総銀製のハンドメードフルートを買っていなかったら、多分今までフルートを吹き続けてはいないと思います。

次回こそは、唇の穴の形作りについて話します。

お楽しみに・・・

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この記事へのコメント
はじめまして、リオさんの非常に分かりやすい、そして
自分(の考え)をニュートラルに説明していてすごく
共感を覚えましたし、なるほど、楽器のせいにしている
自分がいるなあ・・・反省・・・と痛感しました。
私もJゴールウェイの音色は大好きなので、これを目指しています。が私はアマチュアなので、まずは自分の好きな音を真似、そして会得できたら、自分の個性を出していきたいと、大きすぎる夢を追いかけています(笑)
リオさんの次の回を楽しみにしています。
Posted by mac-t at 2006年11月13日 22:20
mac-tさん、コメントありがとう!

リオの説明わかりやすいと言ってくださりちょっと安心です。

だらだらと思い付くまま書いてるだけなので、

読んでくれてる人、たぶん解かりにくいだろうな、と思いながら書いているので・・・

本当は挿し絵なんかを入れるともっと解かりやすくなるんだろうけど、そこまでやってると話が進まなくなるので、今のとこ文章のみの説明しか出来ません。

その内、暇なときに説明図なんかも所々に入れて行きたいなとは思ってます。

・・・そんな事出来るだろうか?


ところで、このコメントにレスするの遅くなりました。

実は、

コメントに、レスする方法が今まで分からなかったのです。

ここに自分でコメント書けばいいだけなんですね。

アホですねえ、リオって・・・


これからもっと分かりやすい説明、こころがけます。

できるかな?

何でもいいのでまたコメントくださいネ。




Posted by リオです at 2006年12月13日 19:27

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