フルート(超)練習法 第13回 「吹き方」 - フルート(超)練習法!吹き方・音楽理論・情報など・・・

フルート(超)練習法 第13回 「吹き方」

今回は、マウスピースを下唇の下に置いて吹くと何故良いのか?

科学的、物理的、人間工学的な理由, のお話です。


*注意、下唇の上、下、と言う表現は少し曖昧で誤解を招く表現だと思うので、もう少し具体的に説明しておきます。これからも何回も使うと思うので・・・

下唇の上とは: 赤い部分のこと
下唇の下とは: 赤くない部分のこと
 エッジとは: 赤い部分と赤くない部分の境界線のこと


それでは、理由を言います。大きくは、三つの理由があります。・ 一つ目の理由は、唇の穴を上下に大きく開けやすくなる。従って音が抜けやすく、大きな音が出せるようになる[特に低音域で]。

・ 二つ目の理由は、下唇によけいな圧力が掛からないので、唇の形がつぶれない、穴の大きさ形に変化をつけ易くなる。従って音色のコントロールが自由自在になる。

・ 三つ目は、下唇が圧迫されないので、唇がしびれることが無い、従って長時間の連続演奏が可能になる。

と言うことです。



ただし、黒人の唇のように、非常に厚い唇の人は例外があるかもしれません。




そして極端な言い方をすると、演奏のために指を動かしてもマウスピースが揺れなければ、つまりフルートを手だけで完全に固定することが出来たなら、唇はフルートに全く触れない状態で吹く方が、唇にとっては理想的な吹き方だといえるのです。

でも現実にはそんなことは不可能なので、マウスピースを下顎のくぼんだ所あたりに当てて固定して吹くことになるのです。


前にやった左ひじをテーブルに立てて音を出す練習で、ある程度音が出せるようになったら、今度は立ってフルートを構える練習をしてみましょう。

その前に、おまけとして、秘密の練習法2です。

テーブルなどが無いところで、マウスピースに唇を当てないで音を出す練習の仕方です。

座ってでも、立ってでもいいですが、フルートを口につけないで持ちます。

そして、フルートの頭を左肩の上に乗せて動かないように固定します。

次に頭を大きく左に向けます。そして、テーブルを使って練習したときと同じマウスピースに唇をつけないで音を出す練習をするのです。

この方法での練習は、テーブルを使ってするよりは難しいですが、何処でも気楽に練習できるメリットがあります。慣れてくるとテーブルなどは使わなくてもこの方法だけでやればいいと思います。

リオは今でもこの方法で5分から10分くらい、音出しの練習をして、後は普通の吹き方に戻してCircle of 5th [5度圏]の スケール練習や、曲の練習をします。

ブラスバンドで演奏するぶんには、5度圏の練習は特にしなくてもいいですが、ジャズフルートでアドリブをするときには絶対に必要になってきます。

そのうち音楽理論のほうもかじろうと思っているので、5度圏のお話はそのときにします。

フルートは音色が命です。ピアノやギターとちがって、音が出せなきゃスケールの練習も出来ないですからね。



では話を戻して、フルートの構え方です。、

普通はマウスピースをまず下唇の上に乗せて、息を吹き込みながら音が良く出る位置を探していくと思います。

リオもそうしていました。

そのやり方だと、マウスピースが唇の上に乗った状態の中でしか音の良く出る位置を見つけることが出来ないのです。

そしてマウスピースが下唇の上に乗った状態で、音がある程度出せるようになると、その位置で満足してしまうことになるのです。

マウスピースを唇の下において音を出すには、まず最初に、マウスピースを下顎の一番くぼんだ位置に固定します。

そして取りあえず吹いてみます。

当然音は出ないはずです。

その後、そのまま息を吹きながらフルートをゆっくりと押し上げて行って、下唇のエッジに近づけていくのです。

初めのうちはマウスピースの穴の位置が下唇のエッジより上にこないと音が出ないかもしれません。

でも、繰り返し練習しているとマウスピースの穴のエッジが下唇のエッジに触れる前に音が出るようになります。

そして出来るだけ唇のエッジより下で音が出せるように練習します。

最初は綺麗な音が出せなくてもかまいません。

とにかく下唇のエッジより下にマウスピースの穴を置いても音を出すことが出来るのだと言う感覚をつかむのです。

後は吹き込んでいくうちに一番良くなるポジションが自然に解かってくると思います。

人によって微妙にスイートスポットは違うと思うので、何処が一番いいとはいえませんが、その練習をすることによって、マウスピースを下唇の下に置いて吹く、あるいは下唇をマウスピースの上において吹く、という意味が感覚的に解かるようになると思います。

後はマウスピースの角度や、唇の形を工夫しながら綺麗でパワフルな音が出るまで、アンブッシャーのベストの形をロングトーンの練習を繰り返しながら見つけていくわけです。

*注意:教則本によっては、マウスピースの穴の上に、下唇を出来るだけたくさん、かぶせるようにして、吹くと良い。という表現を使っているのもあります。

これはマウスピースの穴を下唇の下に置くというのと同じ意味ですね。

では次回は少しちがた練習法、「唇を横に引いて吹く」というお話をします。


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この記事へのコメント
リオさん、はじめまして。

12・13ととても参考になりました。
時々、コケて下さる所も和みます。

まさに先日、突然先生になおされたことでした。
ショック〜!!
NHKで言えば、じぇえ!じぇえ!じぇえ!状態でした。
これからどうすりゃいいの状態の時、リオさんにめぐり会えました。

理論的にもよくわかりました。
実践はまだまだともないません。
よい音と言うより音がならず、思いっきり落ち込んでいますが。

長い曲を吹く場合、少しずつ下唇につけているとずれていくし、先生いわく唇のシワがよじれると言われ。。。。はぁ。。。
これで、なぞが解けました。

リオさん、ありがとうございます(*^^)v
音、出る様になるかな〜

どうしてこの時期になおされたのかな〜?
変える時期ってあるものでしょうか?
どうしてこうなっちゃったんだろう〜

リオさん、まだ疑問がいっぱいです。
Posted by ゴン at 2013年04月26日 18:33
ゴンさん、コメントありがとうございます。

吹き方を変える時期はあるのか?
と言う質問ですが、

上級レベルになってくるとほとんど基本的な吹き方を変えることはなくなりますが、中級くらいまでは吹き方はいつも創意工夫を繰り返すことになるので、常に変わっていくものだと考えているほうが良いと思います。

もし中級者レベルで吹き方が常に決まっていると言う人の場合、進歩していないと言うことになります。

上級者の場合吹き方は気分によって、自在に変化させることが出来るし、それぞれの吹き方で、それなりに良い音を出すことが出来ます。

そのレベルになると、良い音と悪い音というのではなく、好きか嫌いかというチョイスになります。

練習の時には失敗を恐れずに、どんどんいろんな吹き方に挑戦されるのが良いと思います。
Posted by リオ(管理人) at 2013年05月02日 19:36

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