Eメカニズムを使わずに(ミ)の音を綺麗に出す方法!
2013年03月24日 20:59
| 上手になる為のミニテクニック
リオです。
今回はフルートに付属で付いているEメカニズム(英語圏ではスプレットEと呼ぶ)
についてお話します。
フルートを持っている人ならEメカニズムとは何かと言うことは知っていると思います。
でも、これからフルートを買いたいな〜と思っている人の中には
Eメカニズムって何か知らなかったり
知っていても、本当に必要かどうか迷っている人もいると思います。
フルートは音によって、出し易い音と、出し難い音があります。
それを知らないと、このフルート壊れているんじゃないか?
とか、
きっと安いフルートだから均一に音が出ないんだろうとか思ってしまいます。
僕も最初のフルートを買った時には練習用の安いフルート
だったので、プロが使っているような総銀製や、何百万円もする金のフルートだったら
僕だってこんなに苦労しなくてもあんな風にかる〜く、
フッと吹くだけできっと綺麗な音が出せるんだろうな〜。
と思っていました。
せめて、総銀製のフルートがほし〜い・・・!
僕の好きな有名なフルーティストは、低音から高音まで、全くムラが無く綺麗いに
音が繋がっている。
しかも無理なく軽々と音をだしている。
あれはどう考えても半分以上は絶対にフルートの性能がいいからにちがいないと思いました。
だって、僕が持っているヤマハの練習用フルートとはあまりにも音が違いすぎるし、
高音なかは、唇に目いっぱい力を入れて必死で吹かないと音が出てくれない。
それに似ても似つかない音色だ。
この音色の違いは単にうまい下手の問題じゃないはずだ。
絶対フルートの違いだと思う。
もし、あのフルーティストが僕のフルートで演奏したら絶対あんな風に
軽々と綺麗な音で演奏することは出来ないはずだと思いました。
そして、僕が知っている有名なフルーティストたちは全員、総銀製や
金のフルートで演奏していることを知りました。
そこで、僕は考えました。
そうか、プロのフルートはF1なんだ。
僕のフルートは軽自動車なんだ。
軽自動車で200キロ以上のスピードが軽々と出せるわけが無い。
プロが持っているフルートと、僕のフルートとの違いはこれなんだ。
じゃないと、10倍以上も値段が違うフルートなんて、だれも買うわけ無いじゃん ( ̄▽ ̄;)!!
それにプロはヤマハのフルートなんか吹かないと言うしな〜
やっぱりこれはヤマハの音なんだ、仕方が無い・・・。
僕のフルートはホンダの軽四、プロのフルートはフェラーリのF-1フォーミュラー、
パワーもエンジン音も違うのは当たり前だ。
せめてポルシェ級のフルートじゃないと軽々と高音域までいっきに吹き上けることや、
パワフルな重低音は出せないんだ。
と、この理論を思いつくことによって
自分のフルートの音の悪さを、値段の安さと、金属のせいと、
メーカーのせいにすることが出来たのです。
これはアインシュタインのエネルギー普遍の法則(E=Mc2)にも匹敵する
素晴らしい理論の発見だと自負する。
この理論の発見のお陰で、
物質が光の速度を超えることが絶対に出来ないのと同様に、
僕の安物のフルートでは、絶対にまともな音は出せないことを
証明することが出来たのだ。 (゚ロ゚;))…((;゚ロ゚)
と、とうじまだ初心者だったころの自分は、綺麗な音を出せないことを
全てフルートのせいにすることが出来たのですね。
特に僕のフルートにはEメカニズムすら付いていませんでした。
Eメカニズムと言うのは、特に高音域の「ミ」の音を出し易くする
オプションで取り付け可能な機能です。
なので、安いフルートにはEメカニズムは付いていないのです。
最近では中級クラスのフルートになると、
Eメカニズムは標準で付いているものが多いようです。
それを考えると、やっぱり高いフルートほど音が出し易いという
あの普遍の理論がやっぱり当てはまるように思えますね。
ところが、
かなり後になって判ったことですが、
さらに高級なプロが使うレベルのハンドメードフルートはどうかと言うと
Eメカニズムは標準では付いていなかったのです。
これはショックでした。
僕が今使っているハンドメードフルートにもEメカニズムはもちろん付いていません。
高音域のE(ミ)の音は、ある程度以上音が楽に出せるようになると
Eの音だけが特に音が出しにくいとは感じなくなってくるのです。
ただし、長い間吹かなかったり体調が悪い時には、Eの音はやっぱり出にくいな
と感じることは今でも時々あります。
と言う事で、上級レベルになるとEメカニズムは無駄な機能になる
ということを知っておきましょう。
逆に言えば、Eメカニズムに頼らないとEの音がまともに出せないと感じるうちは
まだまだ音出しの練習が足らないということです。
なので、Eメカニズムは自分が買いたいと思うフルートに勝手に付いてくる
場合を除いて、余計なお金を払ってオプションで取り付ける必要は無いと
僕は思っています。
そこで、Eメカニズムが付いていないフルートで高音域のEの音を
楽に出す為の替え指奏法と、Eメカニズムに取って代わる
リングをフルートに取り付ける方法を紹介します。
これは、あのNina先生のクイックチップビデオで紹介されていたものです。
Eメカニズムの付いていないフルートでEメカニズムを付けたフルートと
同じ効果を出す替え指の方法です。
それは、ハイEの音を出す時に右手の小指をキーからはなすことです。
右手の小指をキーから小指を離すことで音は出し易くなるのですが
フルートを安定させるのが難しくなるというデメリットが起こります。
これは、慣れればほとんど問題なく出来るようになると思いますが
解決方法として、僕は「コブラ」というフルートを安定して支える為の
アクセサリーを使っています。
これを使うと、小指を離しても問題なくフルートを安定させて
演奏することが出来るようになる優れものなのです。
サムポートや、ボペップなども使えますが
コブラの方が圧倒的にフルートが安定します。
デメリットは、ちょっと使い方になれる必要があるのと
サムポートやボペップと比べて値段が少し高いという所だと思います。
コブラについての詳しい情報はこちらのブログで紹介されているので
そちらを見て下さい。
コブラの日本語公式サイトへ
もう一つの解決方法として、彼女がやっている方法は
少し値段が高くなると思いますが、ビデオの中で説明している
キーホールの中に、リングを埋め込んでホールのサイズを小さくする方法です。
これは、フルートの修理やさんで相談してやるようにして下さい。
フルートによっては効果があまり出ないものや、取り付けが出来ないフルートも
あるかもしれません。
僕はやっていないので値段などは分かりません。
今回のビデオのなかで話している内容はそれだけです。
このビデオは何故か直接画像を埋め込めなくなっていますので、
下のURLをクリックしても自動で飛んでいかない場合は、
ブラウザーのアドレスバーにコピペして見るようにして下さい。
>> http://www.youtube.com/watch?v=AL34Yi8O5TI&feature=share&list=RD02bqE8f6moskI
今回はフルートに付属で付いているEメカニズム(英語圏ではスプレットEと呼ぶ)
についてお話します。
フルートを持っている人ならEメカニズムとは何かと言うことは知っていると思います。
でも、これからフルートを買いたいな〜と思っている人の中には
Eメカニズムって何か知らなかったり
知っていても、本当に必要かどうか迷っている人もいると思います。
フルートは音によって、出し易い音と、出し難い音があります。
それを知らないと、このフルート壊れているんじゃないか?
とか、
きっと安いフルートだから均一に音が出ないんだろうとか思ってしまいます。
僕も最初のフルートを買った時には練習用の安いフルート
だったので、プロが使っているような総銀製や、何百万円もする金のフルートだったら
僕だってこんなに苦労しなくてもあんな風にかる〜く、
フッと吹くだけできっと綺麗な音が出せるんだろうな〜。
と思っていました。
せめて、総銀製のフルートがほし〜い・・・!
僕の好きな有名なフルーティストは、低音から高音まで、全くムラが無く綺麗いに
音が繋がっている。
しかも無理なく軽々と音をだしている。
あれはどう考えても半分以上は絶対にフルートの性能がいいからにちがいないと思いました。
だって、僕が持っているヤマハの練習用フルートとはあまりにも音が違いすぎるし、
高音なかは、唇に目いっぱい力を入れて必死で吹かないと音が出てくれない。
それに似ても似つかない音色だ。
この音色の違いは単にうまい下手の問題じゃないはずだ。
絶対フルートの違いだと思う。
もし、あのフルーティストが僕のフルートで演奏したら絶対あんな風に
軽々と綺麗な音で演奏することは出来ないはずだと思いました。
そして、僕が知っている有名なフルーティストたちは全員、総銀製や
金のフルートで演奏していることを知りました。
そこで、僕は考えました。
そうか、プロのフルートはF1なんだ。
僕のフルートは軽自動車なんだ。
軽自動車で200キロ以上のスピードが軽々と出せるわけが無い。
プロが持っているフルートと、僕のフルートとの違いはこれなんだ。
じゃないと、10倍以上も値段が違うフルートなんて、だれも買うわけ無いじゃん ( ̄▽ ̄;)!!
それにプロはヤマハのフルートなんか吹かないと言うしな〜
やっぱりこれはヤマハの音なんだ、仕方が無い・・・。
僕のフルートはホンダの軽四、プロのフルートはフェラーリのF-1フォーミュラー、
パワーもエンジン音も違うのは当たり前だ。
せめてポルシェ級のフルートじゃないと軽々と高音域までいっきに吹き上けることや、
パワフルな重低音は出せないんだ。
と、この理論を思いつくことによって
自分のフルートの音の悪さを、値段の安さと、金属のせいと、
メーカーのせいにすることが出来たのです。
これはアインシュタインのエネルギー普遍の法則(E=Mc2)にも匹敵する
素晴らしい理論の発見だと自負する。
この理論の発見のお陰で、
物質が光の速度を超えることが絶対に出来ないのと同様に、
僕の安物のフルートでは、絶対にまともな音は出せないことを
証明することが出来たのだ。 (゚ロ゚;))…((;゚ロ゚)
と、とうじまだ初心者だったころの自分は、綺麗な音を出せないことを
全てフルートのせいにすることが出来たのですね。
特に僕のフルートにはEメカニズムすら付いていませんでした。
Eメカニズムと言うのは、特に高音域の「ミ」の音を出し易くする
オプションで取り付け可能な機能です。
なので、安いフルートにはEメカニズムは付いていないのです。
最近では中級クラスのフルートになると、
Eメカニズムは標準で付いているものが多いようです。
それを考えると、やっぱり高いフルートほど音が出し易いという
あの普遍の理論がやっぱり当てはまるように思えますね。
ところが、
かなり後になって判ったことですが、
さらに高級なプロが使うレベルのハンドメードフルートはどうかと言うと
Eメカニズムは標準では付いていなかったのです。
これはショックでした。
僕が今使っているハンドメードフルートにもEメカニズムはもちろん付いていません。
高音域のE(ミ)の音は、ある程度以上音が楽に出せるようになると
Eの音だけが特に音が出しにくいとは感じなくなってくるのです。
ただし、長い間吹かなかったり体調が悪い時には、Eの音はやっぱり出にくいな
と感じることは今でも時々あります。
と言う事で、上級レベルになるとEメカニズムは無駄な機能になる
ということを知っておきましょう。
逆に言えば、Eメカニズムに頼らないとEの音がまともに出せないと感じるうちは
まだまだ音出しの練習が足らないということです。
なので、Eメカニズムは自分が買いたいと思うフルートに勝手に付いてくる
場合を除いて、余計なお金を払ってオプションで取り付ける必要は無いと
僕は思っています。
そこで、Eメカニズムが付いていないフルートで高音域のEの音を
楽に出す為の替え指奏法と、Eメカニズムに取って代わる
リングをフルートに取り付ける方法を紹介します。
これは、あのNina先生のクイックチップビデオで紹介されていたものです。
Eメカニズムの付いていないフルートでEメカニズムを付けたフルートと
同じ効果を出す替え指の方法です。
それは、ハイEの音を出す時に右手の小指をキーからはなすことです。
右手の小指をキーから小指を離すことで音は出し易くなるのですが
フルートを安定させるのが難しくなるというデメリットが起こります。
これは、慣れればほとんど問題なく出来るようになると思いますが
解決方法として、僕は「コブラ」というフルートを安定して支える為の
アクセサリーを使っています。
これを使うと、小指を離しても問題なくフルートを安定させて
演奏することが出来るようになる優れものなのです。
サムポートや、ボペップなども使えますが
コブラの方が圧倒的にフルートが安定します。
デメリットは、ちょっと使い方になれる必要があるのと
サムポートやボペップと比べて値段が少し高いという所だと思います。
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キーホールの中に、リングを埋め込んでホールのサイズを小さくする方法です。
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あるかもしれません。
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