「ダブル♯」と「ダブル♭」の意味と必要性について! - フルート(超)練習法!吹き方・音楽理論・情報など・・・

「ダブル♯」と「ダブル♭」の意味と必要性について!

ds-1.jpg今回は「ダブル♯」「ダブル♭」の意味と必要性について
調べてみました。

これに関しては、僕は今までスゴ〜ク曖昧なままにしていました。

何故かというと、出くわす機会が少ないからです。 
初めてフラットの臨時記号が二つ [♭♭] こんな風に並んでいるのを
見つけたときには、

「あ! この楽譜ミスプリントだ!」
と笑っちゃいました。


初めて音符の前に [X] の臨時記号があったときには、

「あ! この音符、音出しちゃいけないんだろう!」 きっと・・・
と思いました。

中学生のころブラスバンドでトロンボーンを吹いていたときには
こんな臨時記号に出くわすことすらありませんでした。

だから、こんな臨時記号が世の中に存在していることすら
知りませんでした。


フルートを独学で演奏するようになってから初めて知った
記号です。

あれはまさに未知との遭遇でした。


トロンボーンの楽譜に見慣れていた僕にとっては
フルートの楽譜は超複雑に感じたのを覚えています。


それにしても、何で1オクターブは10段階にできていないんだろう?

つまり12進法ではなく10進法にしないのか?

ということです。

パソコンで計算する場合、インチよりセンチメートルの方が
絶対計算しやすいですからね!

現在はコンピューター時代、音楽もパソコンを使って
作曲も演奏もされるようになって来たわけだから
パソコンで計算しやすい10進法に変えるべきだと考えています。
(´・ω・`)ノ?

と、まあそこまで言うと話が飛びすぎるので、今日のところは
その問題には触れないでおくことにします。




話をぐっと現実に近付けたところでの疑問です。

どうして、「ドレミファ・・シド」=「イロハニ・・トイ」=「ABCD・・GA」と
なっていないんだろう?

それと「ファ」と「シ」も全音にすべきだ!
と思いませんか?

そうすれば、どれだけ楽譜がシンプルになることか・・・・と
あなたも一度は考えたことあるんじゃないかと思います!?

僕がブラスバンドをやってたときには考えもしなかったことを
止めてから考えるようになりましたね・・・。

というか、悩みました。

( ̄∧ ̄)(_ _)フムフム・・・

一つの楽器だけやっているときには考えもしなかったことが
別の楽器を始めると、ものすごく疑問に感じることが
沢山出て来たのです。


当時は音楽理論なんて教えてくれる人は回りにはいなかったし、
今みたいにインターネットもそれほど発達していなかったので
ググれば何でも情報が無料で手に入る時代ではありませんでした。

だから僕の場合、そういう音楽理論的な疑問が未解決のまま
現在にまで至っているものが多いのですね。

だって、

アマチュアレベルでフルート演奏する場合には音楽理論なんて
知らなくても、ほとんどの曲は演奏できますからね。

多少間違って演奏したところで、聴いてる人には間違って演奏したことすら
気付かないことがほとんどです。


特に、歌を歌う場合には音楽理論なんて、何も知らなくても
耳と咽さえ良ければ歌えます。

歌の本には、音符すら書いてないものも沢山売られてます。

音楽は言語と同じなので、プライベートで歌ったり演奏するぶんには、
耳で聞いて覚えれば文法や理論なんて知らなくても全然かまいません。


ところが、
人の為に作曲したり、編曲をしたいと思う場合にはまったく次元が
変わってきます。

文法や理論を知らないと、まともな小説を書いたり、翻訳をしたりすることは
不可能です。

それと同じように、作曲や編曲をする人は文法の法則を知って、
その規則に従って行う必要があるのですね。



何でこんな分かりきった事をグダグダと書いてきたかというと、

[X] や [♭♭] の臨時記号は元々は作曲家や編曲する人の為に
考えられた記号で、演奏者の為ではないと言う事なのです。

演奏者にとっては[Xド] は[レ] であり、[♭♭レ] は [ド] であるわけです。

実際、ポピュラー音楽での楽譜では[X] や [♭♭] の臨時記号は
使わないのが原則となっているようです。

僕はまだ歌謡曲の楽譜で[X] や [♭♭] の臨時記号は見たことがありません。


だから、演奏する側からすると、[X] は一音上げる、 [♭♭] は一音下げる。
とだけ覚えておけば十分だと思います。


しかし、クラシックの学問的、専門的音楽になってくると話はかなり
変わってくるようです。

この臨時記号の意味には僕が想像していた以上に、非常に深い
意味があったのです。

厳密には、
[Xド] = [レ]
[♭♭レ]=[ド]
では無いということなのです。


まったく違う周波数になることがあるということなのです。

ちなみに、[♮] には[♮] というのはありません。
何故かというと 
[♮] はもとの音に戻すという意味なので、
たとえ
[XX] や [♭♭♭] などという臨時記号があったとしても、
どんな記号も一発で元の音に戻してしまうからです。


このトピックでその音楽理論的な意味を、わかり易く説明するには
長くなりすぎるし、僕が誤ったことを書くと、この記事を読んでくれている
皆さんに混乱や害を与えることになりかねません。

そこで今回は僕より、より詳しい方が解説されているサイト見つけましたので
それらのサイトを紹介することにしました。


それらのサイトの記事を読んで、
僕が結論として感じたことは、楽譜の記号は言語と同じように、

書いた人によって厳密にはみんな違うのだ、
ということを理解しておくことが重要だということです。

プロの演奏家になってくると
モーツワルトの楽譜はこういう書き方をしているから、こういう風に演奏しないといけない・・・

というようなところまで知った上で、自分なりの解釈を加えて演奏する必要が
あるということなのです。

作曲家が住んでいた時代や国、それから作曲家自身の発明や工夫によって
楽譜の書き方はみんな違うということなのです。

前衛音楽に至っては、矢印や波線、目とか口とかの絵などが書いてあったり
落書きとしか思えないような楽譜を使って演奏します。

これからも楽譜の書き方はどんどん変わって行くと考えられます。

だから、楽譜の中の約束事は、厳密にはその楽譜の中だけでしか
通用しない部分があるということなのです。

作曲家は、作曲するときに自分の楽譜の中での記号、特に臨時記号はこういう意味だ
と勝手に決めることが出来るということです。

もう一つの重要な点は、物理的な音波の性質から出来上がった理論と、
人間の感覚的な音の感じ方から出来上がった理論が、
一つの楽譜の中に混在しているということです。

だから、全ての音楽を一つの音楽記号やルールで統一することは
不可能だということです。

英語や他の外国語を完璧に日本語に翻訳することが不可能
なのと同じです。

演奏者が楽譜に書かれていることをより正確に演奏しようと思うと、
音楽の歴史や、それぞれの作曲家の思想まで研究することが必要になるわです。

音大に行くとそういうことを沢山勉強するのですね。

アマチュアの場合、英語と同じで、意思が通じればいいのです。

文法なんてほとんど知らなくても、英会話は出来ます。

でも、文法は知らないよりは知っていたほうが会話の内容をより
深めることが出来ます。

ということで、音楽での会話の内容をより深めたいという人は、
下のサイトで「ダブル♯」と「ダブル♭」の意味と必要性について
文法の勉強をしてみることをお勧めします。



Piano 1001
http://piano1001.sakura.ne.jp/lesson/advice/double_sharp/double_sharp.htm


アルス・ポエティカ〜音と言葉を縫いつける
http://jca03205.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/__d270.html



楽典
http://xn--i6q789c.com/gakuten/rinjikigo.html


なぜ楽器のチューニング音がA(ラ)なのでしょう?
http://okwave.jp/qa/q4264497.html


*ダブルシャープやダブルフラットで検索するとまだまだ沢山サイトが見つかります。








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この記事へのコメント
こんにちは。ダブル♭を検索しておりまして、こちらに参りました。

音楽も文法というお話を読み、やはりと思いました。
もしよかったら、分かりやすい音楽の作り方の本でも教えて下さい。

さて、本題のダブル♭ですが、

このダブル♭は、もともとト音記号の横に調の関係で既に♭が付いている音に、臨時記号でダブル♭が付いた場合は、どう考えるのですか???

シミラレソまで♭が書いてある曲の、

シの音にダブル♭が来ました。これはシ♭にダブル♭を掛けて、ラ♭にするのか、シにダブル♭をかけてラナチュラルと考えるのか、

よく解らなくて迷っています。
もし後者のラナチュラルの場合、それではすでに1つ♭を掛けた時点で、ララナチュラルになりますので、シングルフラットとダブル♭が同じ音を表す様になると思い、それがとても奇妙な気がしています。

3−2も、3−1も、答えは「1」と言われている様で、

「え??」

と思います。

もし宜しければ、教えて下さい。

お願い致します。

Posted by コンコン at 2016年10月07日 13:16

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