ジャズフルートの超簡単アドリブ練習法! - フルート(超)練習法!吹き方・音楽理論・情報など・・・

ジャズフルートの超簡単アドリブ練習法!

今回はジャズフルートの練習法についてです。

・・クラシックとジャズの違い・・

jazzcat-1.jpgまずはクラシックとジャズの違いは何かと言うことについて考えて見ましょう。

(クラシックやジャズと言っても、いろんな意味があるので、ここではあくまでも音楽のジャンル分けで使われている一般的な意味として使います。)
 
違いは沢山ありますが、最も大きな違いは
リズムがあるか、ないかだと思います。

クラシック音楽の中にもリズムと言うものが無いわけではありませんが、
リズムは決定的な要素ではないですね。

そして、リズムの考え方も全く違います。
クラシック音楽の場合、例えば代表的なベートーベンのシンフォニーNo5とかを思い浮かべてみれば
解かりやすいと思いますが、打楽器は常に一定のリズムを刻むために使われているのではなく、
曲の盛り上がりやパンチなどを付ける為の効果音的な存在として使われています。

クラシックでも、ラベルのボレロは最初から最後まで打楽器によって一定のリズムが刻まれて
いることで有名ですが、あの曲はちょっと特殊で題名自体がボレロとなっています。

ボレロとは、元々スペインのダンス音楽のリズムをそう呼ぶわけです。

そのリズムをクラシック音楽にわざと取り入れているわけですね。

ダンス音楽と言えばワルツもそうです。

だから、リズムそのものは本来のクラシック音楽の全体から見ると重要な要素ではないわけです。

クラシック音楽にも4拍子とか2拍子とか楽譜の初めに書かれていますが、
それは、常に一定の速さで演奏しろという意味ではありません。

1小節に4分音符が何個あるかといった数学的な意味であって、実際に演奏するスピードとは関係ありません。

クラシック音楽の場合、大抵は指揮者がスピードを決めるのです。

一つの曲の途中でも速くしたり、ゆっくりしたり、指揮者の解釈で自在に演奏するスピードを変化させます。

だから、オーケストラでは指揮者がいないと絶対にみんながまとまって演奏できないのです。


ところが、ジャズの場合は最初にいったん曲の速さを決めたら、よほどのことが無い限り
最後まで一定の速度で演奏します。

だから、大人数になっても専門の指揮者はいなくても、みんなまとまって演奏できるのです。

ビッグバンドジャズで有名なグレンミラー楽団の指揮者はトロンボーンを演奏しながら指揮もしています。

ベニーグッドマンはクラリネットです。

だから、ジャズの場合指揮者と言うよりバンドリーダーと言う意味合いの方が強いのです。


ジャズの場合リズムのペースメーカーは指揮者ではなくドラムスやベースなどの伴奏楽器です。

だから、何かの楽器がソロでインプロビゼーションをするとき以外は、常に伴奏楽器はリズムを刻んでいないと、
グループで同時に演奏することは不可能なわけです。



・・クラシックとジャズのもう一つの違い・・

もう一つの要素は、コード進行というやつです。

クラシック音楽には調(キー)や和音(コードorハーモニー)という概念はあってもコード進行と言う概念は無いのです。

だから、クラシックの場合には楽譜に書かれているとおりに最初から最後まで演奏しないといけません。

ジャズの場合楽譜にはテーマとなるメインのメロディーが最初に書かれているだけてあって、
後はコード進行がどうなっていて、何回繰り返すかと言うような約束事が書かれているだけです。

プロになると手書きで汚く鉛筆で書いたものをコピーしてメンバーに配ると言う感じです。

もちろん細かいところは、ジャスの様式や作曲家などによって随分見た目は違います。

だから、同じ曲でも全く同じ演奏と言うものは二度とできないのです。


そう書くと、自分の持っているジャズの楽譜は最初から最後まで楽譜が完全に書かれてあって、
楽譜通りに演奏するようになっている!という人がいると思います。


それは、ジャズの初心者や中級者レベルの人用に書かれたものだからです。

初心者や中級レベルくらいの人は自分でアドリブが完全に出来ない人が多いので、
親切にお手本として、本来アドリブでやる部分まで楽譜に書き起こしてくれているのです。


上級者やプロの場合は、テーマのメロディー以外は全てアドリブで
演奏することになるので、楽譜にはコード進行以外は何も書かれていないのが普通なのです。

メロディーだけで、コード進行すら書かれていないことも多いようです。

コード進行などは演奏する直前にバンドのリーダーがその場の雰囲気で決める
事もあります。

インプロビゼーションが主体のジャズになると最初から楽譜すら無いのが当たり前ですね。



ということで、ジャズのアドリブをやろうと思ったらフルートのような単音楽器の場合には絶対に、
リズム楽器と、ギターやキーボードのようなコード(和音)が出せる楽器と
一緒にやる必要があるのです。

一人で練習する場合には必ず、それらの楽器でコード進行とリズムが録音された
CDなどを聞きながらやらないと練習する意味がありません。


ここが、クラシック音楽を練習するときと全く違う部分なんですね。

ジャズの場合は楽譜を読む力はあまり要らないのです。

スケール練習が全てと言ってもいいくらいです。

なのでスケール練習を沢山やりましょう。



・・音色に関して・・

ところで、フルートの場合クラシックの音の出し方を練習してきた人が、
ジャズフルートの音を聞くと、演奏は凄いと重いけど音に関しては、
なにこのしょぼくてへたれた音、ぜんぜん駄目ジャンと思うかもしれません。

これでもプロなのか?

と思うことが良くあると思います。

しかし、ブルースのような黒人ジャズの場合、プロになるのにもともと音楽学校とかに行って
フルートの音の出し方を習った人はほとんどいませんでした。

(今は違います。 ボストンのバークリー音楽大学などはジャズをメインで教える一流の大学として有名です。}

それと、ジャズの場合、もともとフルートだけを専門にソロで吹くという人はいませんでした。

今でも少ないです。

大抵は、サックスをやっている人が、静かな曲を演奏するときだけ
フルートに持ち替えて1〜2曲程度吹くと言うのが普通のスタイルです。

だから、サックスを吹く感覚でフルートを吹くわけなので、まともに綺麗な音が出せるわけが無いのです。


そして、大抵のジャズバンドではフルートはアルトではなくテナーサックス奏者が
持ち替えで吹くと言う暗黙の了解となっています。

つまり、伝統的なジャスにおいてはフルートはバックグラウンド的に吹く楽器としか
考えられていなかったのです。


ところが最近では、サウンドシステムが恐ろしく発達してきたので、本来小さな音しか出せない
フルートも他の楽器と対等に大音量の音を出すことが出来るようになりました。

その為に、フルートはもともとメロディーを演奏するのに適している楽器なので、ジャズでも主役になることが
多くなってきているのです。

最近ではテナーサックスの人が持ち替えるのではなく、フルートだけ専門に
演奏する人も多くなってきています。


とくにフルートは元々クラシックの世界で演奏していた人が多いので、そういう人の演奏は
テナーサックスの人が持ち替えて吹くのと比べると、音色やテクニックは次元が違いますね。

ただし、そういう人がブルースなんかのアメリカンジャズを演奏すると音が綺麗過ぎて
なんかあんまりジャズっぽい感じがしないな・・・??と思うことがあります。

ブルースっぽいジャズは、やっぱりシャーシャー息の漏れる音が聞こえたり、音がひっくり返ったり
音程がいつも微妙にもふらふらしている様な音ほど味わいと郷愁を感じるわけなので、
蒸留水のような、濁りの無いクラシック的な良い音は駄目なんですね。

昭和時代の演歌や歌謡曲のような「わび」とか「さび」とかいったものを楽しむ世界なんですね。

と言うことは、フルートに関する限り、ブルース系のジャズでは、
ど素人が出すような汚い音ほどジャズらしい音だということなんです。

自分はまだド素人だと思っている人、ジャズなら音に関しては安心して、
堂々と人前で演奏しても大丈夫ですよ!


・・ジャズに向いた楽器とは?・・

楽器も安物の古い洋銀製のフルートでパッドから少し空気が漏れているくらいの方
が一番向いている楽器だと言うことなんです。

総銀製のフルートなんて駄目です。 金やプラチナなんてもってのほかです。

駄目駄目の音です。

ヤマハの211なんてぜんぜん駄目です。

そういう意味では一番いいのはやっぱり中国製の安物ですかね?(´・ω・`)

中国製でも最近の高級品はもう駄目です。

スカスカシャーシャーといった魅力的な音が出ません。

日本製の高級なフルートしか持ってないと言う不幸な人は、
自分の口を調整してわざとそういう音色を出してやるしかないです。


サックスなんかもいまだにセルマーのマーク6なんていう
スカスカの音しか出ない楽器がジャズには一番だと言われています。

今のヤマハやヤナギザワなどと比べたら
有名なセルマーのマーク6なんて、どれもおんぼろ楽器です。

僕はアメセルのマーク6を何本か吹いたことがありますが、メカニカルな性能の悪さに
いつも驚かされます。

僕の持っているコーンのサックスはパワーがめちゃあって馬鹿でかい音が出せますが、音程はひどいです。

それなのに、値段はヤマハやヤナギザワの何倍もの値段がついて売られています。

と言うことは、それだけジャズらしい音が出せる楽器だと言うことなんです。


と言うことで、半分冗談で本当の話をしました。


・・ジャズフルートは独学者におススメ・・

独学でフルートを楽しみたいと言う人なら、
ジャズフルートをやるのが一番楽しいし簡単だと思います。

ジャズフルートをやりたい人が、クラシックしか知らないフルートの先生について習うと
悲惨な目にあいます。

ジャズフルートの吹き方とは正反対のことを教えられるからです。

自分がいいなと感じているジャズフルートの音をぼろくそに言われます。

先生の言われるままに音を出そうと思うと絶対に自分が出したいと思っている
音を出すことは出来ません。

不幸にも既にクラシックフルートの先生について習っていると言う人は、
ジャズを演奏するときには先生から言われたことと真逆のことをやればいいということです。

僕が、他のところで紹介している「Nina先生のビデオレッスン」のような音の出し方は
駄目だと言うことになります。



以前僕が偶然読んだプロのフルーティストのブログで、面白いエピソードが書かれていました。

かれはフリーのプロのフルーティストなので、いろんなバンドからフルートが必要なときだけ呼ばれて、
飛び入りで参加してほとんどぶっつけ本番で演奏するのだそうです。(すげ〜!)

あるときテレビ番組でフルートをメインにしたジャズ音楽が必要となり、お呼びが掛かりました。

そこで、かれはいつものようにフルートだけ持って飛び入りで
レコーディングスタジオに行ったのだそうです。

そして、楽譜を渡されてジャズバンドのほかの人たちに混じって録音を始めることになったそうなのですが、
そこにいた番組のディレクターが渋い顔をするのだそうです。

どこが気に入らないのか聞いたら、音楽的なものは悪くないのだけどフルートの音が
なんかジャズらしくないのだと言われたのだそうです。

何回やってもなんか音の雰囲気が違うと言われるので、ためしに予備で持って来た
安い洋銀製のフルートで演奏してみたのだそうです。

そうしたら、今まで渋い顔をしていたディレクターが、それだ!その音だといって
大喜びしてくれたのです。

つまり、黒人ジャズの音というのはそういう安っぽい音がジャズらしいサウンドとして
一般には定着しているのだと言うことを悟ったと書いていました。

だから、ブルースのようなジャズを演奏する場合は時々音を外したり、出しそこなったりしても
心の中から湧き上がってくる感情にまかせて、どんどん吹けばいいということのようです。

つまり、ブルースのようなジャズのアドリブは独学でも十分プロっぽい演奏が楽しめると言うことなんですね。


・・アメリカンジャズとヨーロピアンジャズの違いは?・・


ところが、世の中と言うものはそれほどシンプルではありませんでした。

もし、ヨーロッパで発達したモダンジャスをフルートで演奏したいとなった場合、
今まで、僕が話してきたことは完全にひっくり返ってしまいます。

ヨーロッパジャズのフルートはクラシックのフルートの音とほぼ同じだからです。


それは、ヨーロッパで発達したジャスは元々クラシック音楽の出身者がほとんどだからです。
フルートとも同じです。

元々オーケストラなどでクラシックのフルートを吹いている人がジャズも演奏しているだけなのです。

つまり、彼らの多くは両方演奏出来るのです。

ただし、音に関してはアメリカの黒人ジャズの汚い音には耐えられないようで、
ジャズを演奏するときも基本的にクラシック風の綺麗な音を出します。

なので、ヨーロッパ風のコンテンポラリージャズを演奏したいと言う人は
クラシック音楽の勉強や、クラシック音楽的なフルートの吹き方を練習する
事も必要だということになります。

特に音の出し方にかんしては、クラシックの音が出せる人がアメリカンジャズの
汚い音を出すのはそれほど難しいことではないですが、その逆は出来ません。

アメリカンジャズだけやりたいと言う人は、無理にクラシックの音の出し方を
練習する必要は無いと思います。

クラシックの綺麗な音を出せるようになるには相当な努力が必要になるからです。

趣味のフルートなので、どちらでやろうと自分の勝手です。



・・アドリブに関して・・


クラシックのオケや吹奏楽でフルートやってる人にとっては、ジャズのアドリブは
大変難しく感じると思います。

何であんな風に楽譜に書かれていないメロディーを不協和音にならないように
キーを外さずに即興で演奏できるのか不思議にすら思えるはすです。

クラシック音楽をやってる人にとっては、ジャズのアドリブはマジックとしか思えません。

僕もクラシックから始めたので以前はアドリブはとても苦手でした。

これからジャズのアドリブができるようになりたいと思っている人に、

とても良いアドリブの練習法の動画を見つけました。

これは日本人の方がやっている動画なのでとてもわかりやすいです。

この動画を見ると、何故即興でアドリブが出来るようになるのかその種明かしが
解かります。

これを見るとアドリブって意外と簡単なんだと言うことが解かって
これなら自分でも出来そうだと感じるようになるはずです。

今までアドリブなんて自分には絶対無理だと食わず嫌いになっていた人も
もしかすると、この動画を見るとやってみたいと思うようになるかもしれません。

とにかく超初心者の人に、超わかりやすく解説してくれています。

参考にして下さい。

* こちらの動画は全くの初心者さんのために超基本的な解説がされています。





* こちらの動画はスケール練習が終わった後に、マイナスワンの伴奏がついています。







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